HTML5のマークアップとAPIを解説した3冊セットがそろいました!
今週は、HMTL 5で注目されている新しいタグ「video」を実際に試してみます。
マークアップの話題になるので、「徹底解説 HTML 5ガイドブック」シリーズのうち参照するのはこちら。
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HTML5では動画のコントロールがマークアップでできると聞き期待していましたので、さっそく試してみました。
まず、IEではIE9でvideoタグがはじめてサポートされましたが、IE8以前では利用できません(実に残念・・・)。現時点では、videoタグ用のプラグインなどが別途必要です。
Firefox、Chrome、Safariでは、すでにサポートされていますが、注意点として利用できる動画のコーデックが異なります。
本書、307ページの表によると
| 映像 | 音声 | コンテナ | Firefox 3.6 | Safari 4 | Chrome 4 |
| H.264 | AAC | MP4 | × | ○ | ○ |
| H.264 | MP3 | MP4 | × | ○ | ○ |
| MPEG-4 | AAC | MP4 | × | ○ | × |
| Theora | Vorbis | Ogg | ○ | × | ○ |
これに加え、IE9ではH.264+ACCでコーデックされたMP4ビデオが利用可能です。
ということで、映像コーデックとしては、FirefoxはTheoraのみに、SafariはH.264とMPEG-4に、ChromeはTheoraとH.264に対応しています。
ブラウザによって採用しているコーデックがそれぞれ違うので、クロスブラウザには苦労しそうです。
実際に試してみましょう。ここではH.264、MPEG-4、Theoraそれぞれでエンコードした動画をvideoタグでそれぞれ埋め込んでみました。
ちなみに、前述のとおりIEはIE9以外では見られません。Firefox、Chrome、Safariなどのブラウザで見比べてみてください。
いかがでしょうか。ちなみにOperaではTheoraでエンコードしたものだけが再生できました。
しかし、ビデオ形式ごとに別々に表示するのは現実的ではないので、複数の形式に対応する書き方があります。
このようにsource属性に、H.264とTheoraの動画を両方指定しておくと、ブラウザが読める方を自動判別して再生してくれます。
ただし、以下のようにmpeg4の動画も一緒に指定すると、Chromeでエラーが発生しましたので注意してください。
▼コード
<video controls="controls" width="400" height="300">
<source src="vc1_1_mpeg4aac.mp4" type="video/mp4">
<source src="vc1_1_h264AAC.mp4" type="video/mp4">
<source src="vc1_1.theora.ogv" type="video/ogg">
<p>ご利用のブラウザではこのタイプの動画は再生できません</p>
</video>
実際に、サーバにビデオファイルをアップロードしても、うまく再生できない場合があります。Webサーバー側でMIMEタイプが設定されていないからです。特に、2010年に発表されたWebmはほとんどのWebサーバでMIMEタイプが設定されていません。
利用しているサーバがapacheもしくはapache互換であれば、ビデオファイルをアップロードしたディレクトリに次の内容を記述した.htaccessファイルをアップロードしておくとよいでしょう。(※「
徹底解説 HTML5 APIガイドブック ビジュアル系API編」355ページより引用)
AddType video/mp4 .mp4
AddType video/ogg .ogv
AddType video/webm .webm
AddType audio/mp4 .acc
AddType audio/mpeg .mp3
AddType audio/ogg .ogg
AddType audio/wav .wav
HTML5ではvideo以外にも、sectionやnav、article、aside、header、footerなどの新しいタグが追加されページ構成がはっきりとわかりやすく指定できるようになりましたが、ここまで試してみた印象としてはvideoタグを実際に便利に使うためには、まだまだ改良の余地がありそうです。
まだ、正式勧告どころか最終草案の発表を待っている段階なので、これから徐々にブラウザでのサポートもすすんでくると思われます。
また、HTML 5の魅力はマークアップだけでなく、魅力的なAPIとの連携にもあります。
AjaxやHTTPで高速なリアルタイム通信アプリケーション開発を可能にするWebSocktやXDM、画像を加工したりJavaScriptで図を描いたりできるcanvas、テキストの編集を可能にするEditing APIなどにより、これまでより手軽にダイナミックなWebサイトの構築を可能にするだけでなく、Webアプリケーションの開発も可能になります。
これらの、APIについては以下に詳しく解説しています。
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※なお、本記事内で使用した動画は「
JavaScriptプログラマのためのWebデザイン入門」のサンプルを利用しています。
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今やHTML、CSSと並んでWeb制作者の必須技能であるJavaScript(jQuery)を組み合わせてダイナミックなWebサイトを作る方法を解説しています。Webデザイナーを目指す人には、こちらもオススメです!!