『乃木坂あたり』 第3回 乃木坂ウォーキング考

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今回は乃木坂周辺紹介というより、ウォーキング、歩くことそのもについて焦点をあててみました。

さて、ラーメン屋巡礼の旅を終えた現在、実は昼食を外でとる、ということを基本的にはしていません。どんなファーストフードであっても、店に入って食べると、昼休み時間内に歩き回れる時間は短くなります。

また、ラーメン探訪の旅は確実に自重増大となって両脚の負担を増したばかりか、ズボンの買い替えサイクルも短くします(コッテリ系のラーメン大盛りでは1食で1000キロカロリーを超えてしまいます)。

これでは何のためのウォーキングかわからなくなりますので、「昼の1時間をウォーキングに専念して毎日の食事代を浮かせ、たまに豪華ランチを楽しみに行く」という案を考え、実行することにしました。で、実際にどうなったかというと、「豪華ランチを楽しみに行く」はいまだ遂行していませんが、1時間の歩き回りは今も続行しています。


▲現在の昼食はこれ。野菜ジュースの900gタイプ。安売りしているお店でまとめ買いして1本ずつ会社に持ってきている。仕事の合間に飲んで昼の1時間はまるまる歩く。

乃木坂からどこまで行ける?

やってみてわかったのはフルに1時間使って歩き回ると、昼食後のウォーキングよりかなり広い範囲を見て回れるということです。分かりやすい例を出しますと、乃木坂駅を起点に六本木交差点方面へ向かい、どこかで急いでラーメンをすすってから、南の方向へ歩き始めてもせいぜい東京タワーへ到達するのが限界です。しかし、1時間使えれば、さらに南下して芝の増上寺へお参りすることができます

東京タワー
▲建設中のスカイツリーに高さでは抜かれたものの、東宝の初期怪獣映画を愛でる世代としては東京に欠かせないランドマーク。遠足のバスから東京タワーが見えた時、「あれゴジラに壊されたんじゃなかったけ」というのはお約束。

また、千代田線に乗って明治神宮前(原宿)まで行き、神社へ参拝するだけでなく、境内の木々に囲まれた道を歩き回ったり、雨の日には日比谷へ電車で出て大手町や銀座方向へ連なる地下街を歩きまわる、ということもできます。

この頃から「どこまで行けるか」という意欲が俄然湧いてきました。まず実行したのが「どの駅まで行けるか」です。


大きな地図で見る
▲乃木坂駅を中心とした周辺地図

実際に到達した駅は恵比寿、代官山、渋谷、原宿、千駄ヶ谷、四谷三丁目、四谷、永田町、国会議事堂前、麻布十番など。逆に何度か試みるもいまだ成功していないのが、目黒と代々木です。

恵比寿に到達したのも何度かルートを変えてギリギリでしたので、やはり目黒までは当方の脚力では今のところ難しそうです。代々木を目指したときは、千駄ヶ谷をこえて能楽堂付近まで、あるいは別ルートを通って新たにできた北参道駅までは行けるのですが、ここらへんが1時間の限界でした。

「ルートラボ」で分析

ところで、「ルートラボ」というサービスがYahoo!Japanから提供されているのをご存知でしょうか。地図上でポイントをクリックしていくだけの操作でルートを描けます。実際にふだんよく歩いているウォーキングルートをルートラボで作成したのが以下のものです。


▲特に目的もなくウォーキングする場合はこのルートを多用する(右下の[>]をクリックするとルートを移動できる)。

乃木坂駅から青山霊園をかすめて青山通りに出て、イチョウ並木→明治神宮球場→国立競技場→聖徳絵画記念館と回ってくるコースです(現在はひざを痛めているので、明治神宮球場を抜けてから国立競技場へ向かわず聖徳絵画記念館へショートカットする場合が多い)。

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このルート図を作成してあらためてわかったのは自分の歩行速度が5km/hだということです(快調時)。したがって、往復で5km/h以内であれば、昼のウォーキングタイムで回ってこれる範囲ということになります。

「帰宅難民ウォーク」にトライ!

さて、こんなことを繰り返すうちに体重もほぼ標準まで落ち、脚力にも、そこそこ自信がついてきたところで、以前からぜひやってみたいと考えていたことを実行に移しました。いわゆる「帰宅難民ウォーク」です。

東京が巨大地震などの大規模災害に襲われた時、交通手段がマヒし、多くの帰宅難民の発生が予想されています。その際に頼れるのは己が2本の脚のみです。

以前、テレビのバラエティー番組で同様の実験をしているのを見たことがあります。いわゆる「ビジネスシューズ」にスーツ姿で新宿から甲州街道をくだっていくルートでしたが、数時間も歩き続けると、靴ずれで歩けない状態になり、途中ギブアップでした。

こちらは普段から通勤はウォーキングシューズにリュックという姿ですので、装備からして分があります。体重も落としたし、脚力もそれなりになったという確信から「いける!」と思いました。


▲現在、使用しているウォーキングシューズ。日本ウオーキング協会公認ということで購入してみたが、当初は履き心地がしっくりせず、中敷きを変えてみたり、ソックスをいろいろ履き替え、半年ほどしてどうにか満足できる状態になった。

自宅は千代田線の始発駅となる足立区の綾瀬にあります。帰宅ルートを決める上では、災害時であることを考慮し、多少遠回りになってもできるだけ広く見通しのよい道を選びました。


▲乃木坂から綾瀬までの歩行ルート。ルートラボのデータによれば、距離17km、最大標高差30m、徒歩での標準所要時間3時間23分とのこと。

休日、一人で乃木坂駅に来て実際に「帰宅難民ウォーク」にトライしました。服装や靴も会社に来るときとほぼ同じです。

最初の1~2時間はふだんのウォーキングペースと変わらず、快調そのものでした。しかし、だんだんとエネルギー切れとなり、荒川にかかる千住大橋手前の素戔嗚神社付近でダウン。境内にあるベンチで横になって休息するなどして、そこからは遅々として進まず、結局、綾瀬駅に到着するまでに4時間半かかりました。自宅はそこからさらに15分先になりますが、「もうついたも同然」ということで、駅前の飲み屋さんでひとり勝利(敗北?)の美酒に酔いしれたのです。

このときの経験から次の2つの教訓を得ました。

(1) ふだん歩かない長時間歩行となる場合は最初からペースを抑え気味で。
(2) 「エネルギー切れ」「疲れ」を感じる前に早めの栄養補給、こまめの休息をとる(30分ごとに数分休んで飴やキャラメルで栄養補給)。

当たり前のことではありますが、実地に経験しているだけに身にしみました。


▲会社の机の中、通勤に使うリュックの中に必ず入っている栄養補給剤がこれ。長時間歩く場合は最初から30分に1粒のペースで栄養補給。

▲しょっちゅう膝を痛めています。左膝は寝る時もサポーターをしています。歩くのがつらくなるほど痛みがひどい時はテーピングを利用することも。

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