Windows 7には、Windows XP用アプリケーションの互換性を最大限にかめる機能「Windows XP Mode」が搭載されました。これはマイクロソフトが提供しているOS仮想化技術を拡張したもので、Windows 7から直接Windows XP用アプリケーションが動作します。ただWindows XP Modeは必要なシステム要件が厳しいので、よく確かめてください。
Windows XP Modeを動作させるには、パソコンが3つの条件をクリアしなければなりません。自分のWindows 7バソコンが必要なシステムを満たしているかどうか確認します。
【条件1】 Windowsのエディションを確認する
【条件2】 HDDの空き容量を確認する
【条件3】 CPUのハードウェア仮想化対応を確認する
【条件1】Windowsのエディションを確認する

ワンポイント コントロールパネルのシステムが開いた
ここではWindows Editionは「Windows 7 Ultimate」と表示されました。Windows XP Modeに対応しています。メーカー製パソコンのうちネットブックのほとんどはStarter、デスクトップ/ノートパソコンの多くはHome Premiumが搭載される予定なので、注意しましょう。
またシステムの種類に「32ビットオペレーティングシステム」と表示されました。Windows XP Modeのインストールファイルは32ビット、64ビットでそれぞれ異なりますので、こちらもチェックします。
ワンポイント XPモードが使えるエディションは
Windows 7のエディションのうち、Windows XP Modeに対応するのはProfessional、Ultimate、Enterpriseの上位3エディションです。Starter、Home Premiumは非対応です。
【条件2】HDDの空き容量を確認する


| 対応OS | Windows 7 |
| 対応エディション | Professional、Ultimate、Enterprise |
| HDDの空き容量 | Windows XP Modeのインストール用に2GB、仮想Windows環境用に15GB |
| 必要なアプリケーション | Windows Virtual PC |
| ハードウェア条件 | AMD-V(AMD Virtualization)対応CPUまたはIntel VT(Intel Virtual Technology)対応CPU |
ワンポイント
Windows XP Modeのインストールに必要なHDDの空き容量は、Windows XP Modeプログラムのインストール用に2GB、仮想Windows XP環境用に15GBです。前者はCドライブへのインストールをお勧めしますが、後者はCドライブ以外でもかまいません。
【条件3】CPUのハードウェア仮想化対応を確認する





ワンポイント CPUのハードウェア仮想化対応の見分け方
CPUのハードウェア仮想化技術とは、インテルの「Intel VT(Intel Virtual Technology)」とAMDの「AMD-V(AMD Virtualization)」です。CPUの型番から対応/非対応は判断できますが、一般ユーザーには少しハードルが高いので、無料でダウンロードできるハードウェア仮想化対応識別ツール「VirtualChecker」を利用します。
ワンポイント VirtualCheckerの入手先
Intel VT、AMD-V対応を調べる方法はいくつかありますが、一番手軽なのが無料ソフトの「VirtualChecker 1.0」です。

Internet Explorerの検索ボックスで「VirtualChecker」を検索すれば、ダウンロード先「OpenLibSys.org」は簡単に見つかる
ワンポイント 圧縮ファイルは保存する
信頼できるWebサイトからダウンロードするファイルが、実行ファイルならそのまま[開く]=(実行する)こともできますが、圧縮ファイルは必ずいったん保存します。



ワンポイント 公式のCPU識別ユーティリティー
ここでは両メーカーのCPUに対応した無料ソフトを使用しましたが、インテルとAMDはそれぞれ公式のCPU識別ユーティリティーを用意しています。
●インテル
「インテルプロセッサー識別ユーティリティー」
●AMD
「AMD CPUInfo Version 2.2.0」


ワンポイント Windows XP Mode対応が判定された
ここでは「有効」と判定されました。Windows XP Modeが利用可能です。「未対応」と判定されたらCPUが未対応です。CPUやマザーボードの交換が必要です。それができない場合は、パソコンを買い替えるしかありません。また「無効」とは、「CPUは対応しているが、BIOS設定で無効にされている」という意味です。この場合、パソコンの起動時に[Del]キー、[F2]キーなどで(パソコンによってキーは異なります)、BIOSユーティリティーを起動して、有効に設定を変更できる場合もあります。しかし中にはそういうオプションを用意していない製品もあります。
「未対応」ではWindows XP Modeは使用できない

「無効」とはCPUは対応しているが、BIOS設定が無効という意味

BIOSでIntel Virtualization Technologyを[Enable](有効)にする必要がある
2009年10月22日に発売予定のMicrosoftの新OS「Windows 7」のやさしい新機能ガイドです。Windows 7はVistaよりも軽快に動作し、パーフォマンスも高いため、Windows XPのように長く使われるバージョンになるといわれています。本書では、RC版(製品候補版)を元にWindows 7の新機能をいち早く紹介。プレビューサムネイルとフルスクリーンプレビュー、ジャンプリスト、ウィンドウ操作、Windows Live、Internet Explorer 8、ライブラリ、アクションセンター、家庭内ネットワークでの画像やビデオの共有、デバイス管理といった新機能の使い方をフルカラーの図版を使って解説しています。導入前に覚えておきたい機能を理解するだけでなく、導入後にも使える図解書です。紙面をリニューアルしてさらにわかりやすくなりました!