49 ソフトウェア開発管理技術①
Key Word
・ソフトウェア開発手法,プロセス成熟度,ソフトウェアライフサイクルプロセス(SLCP),ソフトウェア再利用,構造化手法,形式手法,リバースエンジニアリング,マッシュアップ
●LCP-JCF2007(共通フレーム2007)
IPA((独)情報処理推進機構)『共通フレーム2007』では,ソフトウェアの構想から廃棄までの作業内容(ソフトウェアライフサイクルプロセス)の規定と,開発や取引の場で共通の言葉を使うための枠組み("共通の物差し")を提供します。【→62】
ISO/IEC12207(JIS X 0160)「ソフトウェアライフサイクルプロセス」に日本独自の拡張を加えた点と,システム開発作業を4階層(プロセス,アクティビティ,タスク,リスト)で定義した点がポイントです。
| SLCP-JCF98からの主な変更・強化点 |
- 「超上流」の概念の導入
- ISO/IEC 12207「追補」の反映
- システム開発作業を4階層(旧・3階層)に定義
- 「契約の変更管理プロセス」「要件定義プロセス」「ユーザビリティ(使用性向上)プロセス」「資産管理プロセス」「再利用プログラム管理プロセス」等の新設
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参考:(独)情報処理推進機構『共通フレーム2007』(オーム社[2007])
鉄則 SLCPとくれば「ライフサイクル」「共通の物差し」。
●CMMI(Capability Maturity Model Integration)
「能力成熟度モデル統合」と訳され,ソフトウェアを開発する組織やプロジェクトの「プロセスの成熟度」を評価し,改善を図るためのモデルです。その「成熟度レベル」は5段階が,「能力レベル」はレベル0を加えた,次の6段階が規定されています。
| レベル0「不完全な」 | 実施されていないか,部分的に実施されている段階 |
| レベル1「実施された」 | 作業が発生する度にプロセスが練られ,ゴールを目指して支援が行われる段階 |
| レベル2「管理された」 | レベル1に加え,スケジュールと予算が許容範囲内に納まっている段階 |
| レベル3「定義された」 | レベル2に加え,組織内の全ての人が利用できるよう,明文化されたプロセスが存在する段階 |
| レベル4「定量的に管理された」 | レベル3に加え,実績が定量的に把握されていて,プロセスが組織的に管理されている段階 |
| レベル5「最適化している」 | レベル4に加え,プロセス自体を改善していくための仕組みが規定されている段階 |
参考:『開発のためのCMMI1.2版』(p.31)
鉄則 CMMIの出題ポイントは「成熟度の最も高い選択肢」
pointcheck
ソフトウェア開発組織の活動状態のうち,プロセス成熟度モデルにおけるプロセス成熟度が最も高いものはどれか。(H20春SW午前問40)
ア 実績が定量的に把握されており,プロセスが組織的に管理されている。
イ スケジュールと予算は,統計的に容認できる範囲内に収まっている。
ウ プロセスが明文化されて,組織内のすべての人がそれを利用している。
エ プロセスそれ自体を改善していくための仕組みが機能している。
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